にゃんこのピンチを救え 2
・コクシジウム
コクシジウムは、原虫といって単細胞のもっとも原始的な動物で、最少限度の器官を持っています。
原虫は、小腸や盲腸の外側を覆っている1番外側の細胞(上皮細胞)に寄生しています。
猫の体外へ出る時には、オーシストという一見"たまご"のような形をした細胞の塊に変化をします。
ここが他の寄生虫と違うところです。
外に出たオーシストは、約4日間で感染することができるようになります。
このオーシストを猫が口に入れると、そのまま腸管に入り込んで、またもとのように増え始めるわけです。
成猫より子猫に発病するものが多く、上皮細胞で発育をする時に急性症状(元気・食欲の減退、発熱、血液の混じった粘液状や水様の下痢便をして脱水する)を示します。
放っておくと死亡するケースも珍しくありません。
オーシストの数が少ない場合は、かえって抵抗力がつき、症状が出ない場合も見られます。
また、成猫の場合は、下痢をしてもさほど体調はひどくならずに、いつの間にか抵抗力がついて、症状が現われなくなるものが多いのです。
が、実は、便の中にオーシストを出し続けるため、病気をふりまいて歩くようなものです。
【予防と手当】
予防は、他の寄生虫と同じですが、子猫の下痢のひどいものは、早めに手当をしないと危険です。
1度コクシジウム症にかかった猫には注意し、糞便の始末、便器・汚物などは必ず消毒(熱湯消毒など)をしましょう。
体温の下がった猫には、ヒーターを入れたり、毛布などでくるんで保温をしてあげましょう。
細かい注意事項は、病院で指導してもらうとよいでしょう。